FXで月収以上の利益を得るも強制ロスカットでゲームオーバー

10年前に副業を求めてFXデビュー

私がFXを始めたのは、約１０年前です。

その頃は、FXを取り扱っている会社は少なく、素人である私が信頼して口座を開設したのは、（金融関係に疎い私的に）ほぼ唯一メジャー感があった「・・ドットコム」くらいでした。
レバレッジは１０倍程度でした。

その頃、ふとしたことで書店で手にとった一冊の書籍の内容が、FXの基礎的仕組みをわかりやすく解説してあり、しかも毎日手軽に取り組んでそこそこの収益を得ている、という内容だったため「私でもできるかもしれない」と思い、類似の書籍をいくつか見たり、ＷＥＢサイト上の情報を見たりして、口座を開設してみました。
そもそも、第一歩になる書籍を手にとったきっかけが「なにか、副業にできることはないかな？」というもので、経済的にきつかったため、投資額も少ないものでした。

１日の収益が月収を超えることも

当初は書籍に書いてあるとおり、低レバレッジで気長にコツコツ・・といったスタイルで始めました。
投資額が少なくコツコツスタイルのため、毎日チェックしていてもそう資産額は変わらず、「本当に小銭稼ぎだな」と思いました。

ところが、あるとき、オーストラリア・ニュージーランドドルの価格が上昇したおかげで、少ない原資ながら思わぬ収益があがりました。
そこから急に面白くなり、こまめに売買を繰り返してみました。
そして、だんだんレバレッジの高い会社に口座開設し始め、１００倍ものレバレッジをかけ、しかもよく知らない外貨にも手を出すようになりました。

書籍には、繰り返し「勉強が大切」と書いてあったのに、目の前のニュース・毎日の夜中が全て「せっかくのチャンス」に思え、ほぼ「カン」で取引をしていました。

ビギナーズラックなのか、それでも思わぬ収益があがるということが繰り返し起こり、一日の収益が月収を軽く超えた頃には、勉強をしなくては・情報をしっかり収集・分析しなくてはという思いも飛んでしまいました。

そして、いい気になった私は、周囲の友人にFXを勧め始め、自分の「活躍」を見せようと、利益を確定しないままにたくさんの売買を展開していました。
あいかわらず勉強せずに。

とうとう訪れた強制ロスカット

そして。ある朝。FXを始めて収益を上げ始めたばかりの友人からの知らせで、知りました。
ひと晩のうちに、為替が大きく動いたことを。
そして、私の口座にはほとんど資産は残っていませんでした。

初めての強制ロスカットが、イコールゲームオーバーを告げました。
今は、自制する訓練・冷静な判断力・それを支える知識、それらが揃っていないうちは、再開しないと決めています。

web軍師からのコメント

FX実体験として、生々しいお話をありがとうございました。

せっかくコツコツと収益を溜め込んだのに、一度のドローダウンでそれまでの利益数百万円を飛ばす人は結構多いです。
これはポジションが大き過ぎるのと自動ロスカットを設定していないことが原因ですね。
安定相場で結果が出てくると、自動ロスカットを入れる重要性を忘れてしまったりするんですよね。
正直、私も同じようなことを何回もやっています。

「ああそうだ。相場って突然こんなに動くものだった」

その度に思い出すわけです。

インプットと実践のバランス

どんなものでもインプットと実践のバランスが大切です。
しかしそのバランスは難しい。

相場なんてインプットばかりしていてもちっとも上手くならないし、逆に実践ばかりしていると単なる勘による売買が当たり前になってしまう。
それで結果が出てしまうと、「自分は相場を見る勘がいい」なんて思ってしまって過信に繋がってしまうこともあります。
これはギャンブラー全般にある過信ですね。
「自分だけは特別」という感覚。

相場も含めてギャンブルは確率の世界なので、基礎的な理論をしっかりと理解した上で実践を繰り返し、常に反省するのが大切です。
期待値のない取引を繰り返していたら、目先の結果は出たとしてもトータルで見ればチャラになってしまうわけですね。

たくさんの方からFX初心者時代の話について聞きました！

「FXを始めようと思っているけどこんな感じでいいのかな？他の人はどうやっているんだろう？」

そんな疑問を感じる方のために、たくさんのFXプレイヤーから「FX初心者時代の話」について伺い、こんな感じで記事にしています。
一人ひとりのFX初心者が何を考えどのように行動したのか、そしてそれに対する私のコメントも書いていますのでどんどん読んでみてください。

また、「FXで勝ちたい！」と強く思っている方は、まずはこの２つの記事を読んでみてくださいね。

→FXは本当に儲かるのか？

→勝ちたいならコレ！初心者におすすめのFX口座ランキング