FXとは？為替取引？やさしいFXの仕組み解説

５分で理解できるFXの超基本

数年前から投資や副業の手段として話題のFX。
いきなりですがFXって何なのでしょうか？

FXとは「外国為替証拠金取引」の略称で、「Foreign eXchange＝外国為替」に由来しています。
普通に省略したら「FE」な気がするんですけどね。
確かにFXのほうがかっこいいけど。

日本語にするとややこしいですが、簡単に言えば外国の通貨を売買して、利益を得る取引のことを意味します。
為替取引ですね。

昔は外貨預金が主流でした

日本人にとって、「円」の次に馴染みのある通貨は「ドル」ですよね。
為替取引は、円を売ってドルを買い、ドルが値上がりしたところで円に戻して利益を得る、というようなイメージです。

FXという仕組みができる前は、ドルの値上がりで儲けようと思ったら外貨預金が主流だったと思います。
私は高校生の頃にドル建ての外貨預金を真面目に検討しましたが、あまりの手数料の高さ、交換ギャップの高さが馬鹿らしくてやめました。

円→ドルの交換にはギャップが発生する？

海外旅行に行かれたことがある方は分かると思いますが、通貨ってニュースで毎日言ってる為替のそのままの値段では交換できないんですよね。
結構な交換ギャップが発生するわけです。

例えば、現在１ドル110円だったとして、空港や現地で円をドルに変えようとすると、１ドル112円とかで交換することになるんです。
11,000円で100ドルに交換してもらえず、11,200円で100ドルに交換してもらえるんですよ。
これが交換ギャップです。
正式名称ではなく私が勝手に命名している言葉ですのでご注意を。

反対に、海外旅行を終えてドルを円に戻そうとすると、今度は108円くらいで交換することになるんです。
100ドルで10,800円しか貰えない。
円→ドル→円と交換するだけで、100ドル分と考えても400円も損してしまうわけですね。
交換手数料のようなものだと思えばいいんだと思います。

FXの登場で為替取引しやすくなった

なので為替で儲けようと思ったら、この交換ギャップに負けないくらい大きな値幅を獲得する必要があり、長期的に保有するしか無かったんですよ。

しかし、FXが登場したことによって大きく変わりました。
FXの良い所は、この交換ギャップがほとんど生じないということです。
これにより、ちょっとした値幅の上げ下げを狙う短期売買が可能になったわけです。

例えば、現在１ドル110円だったとして、ドル円のポジションを買いで１単位持ちます。
これが110.1円になったところで売ったとしても、約1000円の利益が得られるわけです。

やっていることは上記の「円→ドル→円」の通貨交換と同じですが、交換ギャップが異常に小さいからちょっとした値動きで利益が出るわけです。

ドルを持っていなくてもドルを売れる？

もう１つ特徴なのが、証拠金取引なので「売りからも入れる」ということです。
株でいうところの空売りですね。

投資経験がない方にはこれの意味が分かりにくいと思いますが、例え自分が現時点で「円」しか持っていなくても、「ドルを売って円を買う」取引ができてしまうんです。
詳しい説明はここでは端折りますが、円を担保にドルを借りてきて売っているというイメージをしてください。

これにより、ドル円が値下がりした場合でも利益を出すことができます。

例えば、現在１ドル110円だったとして、ドル円のポジションを売りで１単位持ちます。
これが109.9円になったところで買い戻したとしても、約1000円の利益が得られるわけです。

値下がり、値上がりを当てられれば利益を得られる

つまり、FXとは、為替が今後上にいくのか下にいくのか予想が当たれば利益が出るということです。
その予想のために、多くの人が色々な分析をしているということですね。

24時間取引が可能

もう一つ、FXの特徴として、「土日以外の24時間売買が可能」ということが挙げられます。
株は日中しかやっていませんが、FXはいつでも売買できますので、サラリーマンや主婦の方でも参加しやすいんです。
FXが大きく流行った理由の一つでしょうね。

最初はこれだけ理解しておけばOKです。